開発担当者に聞く! ~くるまないと~

プロジェクトマネージャー
大川 良利

開発のきっかけ

“クルマのことならオートバックス”の会社の中で、ICTやIoTを活用してお客様の課題を解決するためのサービスを立ち上げられないかと考えた際に、クルマにIoT機器を取り付けて安心・安全を促進するサービス「くるまないと」は、出るべくしてでてきたアイデアでした。

高齢化社会の中で、とくに交通手段が十分ではない地域では、クルマの需要は非常に高いため、運転に不安のある高齢者でもクルマは手放せません。しかし、ここ数年、高齢者の運転するクルマの事故が増加しており、ニュースでもさかんに取り上げられています。また、お店にいらっしゃるお客様との会話の中で高齢のご両親の運転を心配する声も多く、高齢者の安心安全運転のための見守りサービスを立ち上げるきっかけとなりました。

 

商品の特徴

くるまないとのサービスでできることは、クルマの現在位置・よく行く場所の把握、運転診断、特定のエリアに出入りした場合や衝撃を検知した際の通知です。つまり、運転者本人というよりは、ご家族の方に向けて運転を“見える化”することを目的としています。

そのため、ご高齢の運転者と離れて暮らしているご家族の方に安心していただく、ご高齢者の運転についてご家族と運転者の間でお話しする際のきっかけとしていただく、といったコミュニケーションツールという側面も持っていると考えています。

もちろん、ドライブレコーダー本来の機能である走行時の録画の機能や、事故の起きやすい地点の警告といった機能で運転自体のサポートもおこないます。

また、オプションのサービスにはなりますが、緊急通報サービスに加入することにより衝撃を検知した場合に、コールセンターから運転者ご本人に対して連絡をおこない、事故対応のサポートもできます。

 

苦労した点

くるまないとのひとつひとつの機能はシンプルなものですが、スマホアプリという形になった時にシンプルさがそのまま操作しやすさ・わかりやすさにつながらず何度かのデザインの見直しを経て今の形になりました。お客様に広く使っていただくのはまだこれからではありますので、今後はお客様の声も取り入れながら使いやすさ・やさしさの向上のために改良を続けていきたいと思います。

 

ネーミングの由来

くるまないとのネーミングの由来は、以下の通りです。

1. 「包まないと(くるまないと)」※ドライバーを守る、つつむ、くるむ
2. 「クルマ・ナイト(騎士)」※騎士=困難や危機から救ってくれる人
3.「クルマ」に安全に乗ら「ないと」※クルマに安全に乗っていただきたい

クルマの見守りサービスを通して、ドライバーだけではなくご家族にも安心・安全をご提供していきたい、という強い思いをネーミングに込めています。

 

伝えたい思い

痛ましい交通事故を減らしたいというのが一番の思いです。その中で最近ニュースになることが多いご高齢者が運転する交通事故の削減の一助になればと思っています。地域によって交通のインフラの違いもありますし、運転者の健康状況・運転の巧拙の個人差もありますので、運転者の年齢だけで運転を差し控えていただくというのは現実的ではないし、課題解決にはつながりません。くるまないとのサービスのコンセプトはご家族が運転者を見守るという点にあります。運転診断や移動履歴といった機能を通して、運転者とご家族の方の間で安全運転に関してのコミュニケーションが生まれ、ご家族の方のサポートがご高齢者の安全運転につながれば何よりだと思います。

製品情報
運転見守りサービス”くるまないと”